絆DRIVE　～輝く未来へ全力疾走～

東村山青年会議所
第 51 代理事長予定者 小鮒 正直

東村山青年会議所は、昨年 50 周年という長きにわたる歴史を紡ぎ、大きな節目を迎えることができました。
1973 年「我が街、東村山を明るい豊かな社会に」という志を同じうする 50 数名の青年達の手によって東村山青年会議所が設立されてから今年で 51 年目を迎え、55 周年に向けて新たなる一歩を踏み出します。
これも市民の皆様、関係諸団体皆様方の深いご理解とご協力、そして先輩諸兄の地域を愛する広い心と情熱、不断の努力の賜と心より感謝申し上げます。
私の青年会議所との出会いは 2013 年に遡ります。当時、私は人脈を広げるために例会にオブザーバーとして参加していました。そこでは色々な方と交流し、コミュニケーションをとる機会を作るため、様々な工夫がされた設えがありました。その例会を主催していたのが青年会議所であり、こういったひとつの事業を構築するのにどのような準備が必要なのだろうと気になり始めました。その後、青年会議所が地域行事の運営もしていることを知り、私自身、地域行事の参加に興味があったことやお世話になっている先輩にお誘いいただいたこともあり、2013 年に入会しました。
入会してからは、青年会議所メンバーが「明るい豊かな社会の実現」に向けて様々な事業に対して本気で議論し、時にはぶつかり、言い合いになったとしても、議論が終わればそれがなかったことのように杯を交わすような姿を見て、青年会議所のメンバーは自身が会員であることに対して自信をもって活動し、同じ志をもったメンバーが集まっている本当にかっこよい団体だなと感じました。
私は一つの目標に対し、互いに切磋琢磨し、偽りのない本気の気持ちをぶつけ合い構築された様々な事業の先には、青年会議所の目指す「明るい豊かな社会の実現」に繋がると信じています。青年会議所で活動した 11 年間、そんなメンバーと同じ時間を共有し、多くの経験をさせていただいた事は、私のこれまでの人生で大きな財産となりました。このような経験をさせていただいた青年会議所とメンバーに心から感謝しております。2024 年度理事長という大役を務めさせていただく事を誇りに思い、同じ志をもって活動してこられた先輩や現役メンバーの想いを胸に刻み、これまで培った経験を存分に発揮し、青年会議所運動に邁進してまいります。そして2022年度に策定された中長期的ビジョン 2027 あなたの好きが溢れるまち「いつかはきっと東村山」の実現に向けても全力で取り組んでまいります。

基本方針

◎会員拡大

会員拡大を成功させることは、当会が維持・発展し、地域に必要とされる組織として存在し続けることになります。その結果、私たちの活動や運動が永続的に続き、「明るい豊かな社会の実現」に繋がると確信しています。
会員拡大は、メンバーを増やすための活動であるだけでなく、入会した方の人生により良い大きな変化をもたらすための活動であると考えます。新たに加入したメンバーには、当然ながら業種や経験、歩いてきた人生が全く異なる人材が多くいます。その経験値を組織に取り込み、活かしていくことができれば、予想のし得ない化学反応を起こし、組織の活性化へと繋がっていくと考えます。
昨今、東村山青年会議所ではメンバー減少傾向にあり、私が入会した 2013 年には24 名いた会員が、現在では正会員 13 名であり、事業を昔のように行えなくなってきているのが現状です。
折角多くの会員に入会をしていただいても、入会者の多くが短期間で退会や卒業をしてしまったのでは、知識や経験をメンバーに継承し続けることが出来ません。
また、在籍期間の短い状態にある入会者の目標数を達成し続けたとしても、青年会議所全体としての知識、経験や JC に関する理解は低下していってしまう事態を引き起こしかねません。
このため、入会を希望する方には広く門戸を開きつつも、特に、長期に渡って活動し、将来の東村山青年会議所を導くことができる 20 代や 30 代前半の若手会員の拡大に力を入れます。そして、入会していただいた会員のフォローアップに力を注ぎ、新入会員の定着率を高め、入会人数のみにとらわれるのではなく、最終的な組織で活動し続ける人数の増加にこだわって拡大を行います。
また、東村山青年会議所は現在、女性会員がいません。社会を構成する半分は女性であり、この半数にアプローチできる運動を構築するために、女性会員を増やし、運動に女性の視点が十分に組み込めるように致します。
そのために、会員一人ひとりが会員拡大の目的を理解し、組織全体で意識を高め、持続的な会員拡大へと繋げます。

◎青少年健全育成事業

未来を担う子どもたちには、自分の道を自分で切り開いていくために、大きな夢や希望を描いて欲しいと願っています。周囲への感謝の気持ちを忘れず、同世代の仲間と共に、学校や家庭などの日常生活では成し遂げることのできない貴重な体験を通して、何事にも前向きに挑戦する心、困難に立ち向かい乗り越える力、達成感から生まれる誇りと自立心、こうしたかけがえのない感動体験を提供してまいります。
昨今、子どもたちを取り巻く環境は、日々刻々と変化しています。インターネット等で得られる情報は格段に多くなり、好奇心旺盛な子どもたちは、それらを柔軟に活用し、良し悪しに関わらず吸収できる力を持っています。
しかし、便利で快適な生活ができるようになった反面、実体験不足の増加につながり、子どもたちの健全な成長が危惧されています。子どもたちの地域を愛する心を育み、実体験のできる機会を創出しなければなりません。
子どもたちの活力ある健全な発達を促進するために、スポーツによる青少年育成を実施し、体を動かす楽しさや、コミュニケーション、ルールを守るなどのスポーツの持つ大切な意義を伝え、そして人と繋がり合うことの喜びと豊かな心情を育んで頂きます。
また子どもたちが自ら考え、模索し、将来どんな困難にも立ち向かい、壁を乗り越えられる強さをもてるような事業を展開してまいります。

◎国際交流事業

私たち東村山青年会議所は、30 年以上前から交流をはじめた友好 JC である台中国際青年商会との関係を大切にしています。
多くの先輩諸兄が彼らとの長きにわたる絆を通じて、東村山市の国際的な活動と多様性の受け入れを推進してきました。現代のグローバル社会の中、国際交流の必要性は増しておりますが、私はこの深いつながりを活かし更に広げていくことで、東村山市を多文化共生のまちとして発展させたいと思っています。
そのために、台中国際青年商会との連携を更に強化し、相互の文化や価値を共有することで、双方の都市の魅力や活力を向上させる取り組みを進めていきます。
さらに、これらの取り組みは、地域社会の活性化だけでなく、世界平和の実現にも繋がると信じています。私たち一人ひとりが異文化交流の価値を理解し、積極的に関わることで、より豊かな地域社会を築く礎になると考えております。

◎むすびに

私は入会 11 年目になりますが、これまでさまざまなことがあり、困難にぶつかる度に、メンバーや先輩方に救われることが何度もありました。仲間がいたから今の自分があると思っており、この経験から、よい活動・運動をしていくためにはメンバーが切磋琢磨することが大切だと思っております。
また、自らを成長させるためには、これまでとは異なったレベルの負荷をかける必要があり、成長につながる活動というのは、負担も大きなものとなります。
メンバーは皆、仕事や家庭を持っています。それぞれの仕事や家庭には、さまざまな困難があり、我々は誰もが悩みながら、それでも自分のため、地域のために懸命にJC 活動に取り組む仲間です。互いに切磋琢磨しつつも敬意と感謝を忘れません。
本年も、より良い活動・運動そしてより多くの自己成長を求めれば、辛く、苦しい時もあるかもしれません。しかし、その辛さ、苦しさを乗り越えた先には、他では得難い達成感と成長が待っています。東村山青年会議所一体となって、成長し、より良い地域を創ってまいりましょう。
最後になりますが市民の皆様、関係諸団体の皆様、そしてシニアクラブ先輩諸兄と
協力し、東村山市の発展に全力で望んでいく所存でありますので、今後ますますのご
指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い致します。

事業計画

◎【全員で取り組む会員拡大】
◎「第41回わんぱく相撲東村山場所」の開催
◎創立65周年を迎える友好 JC である台中国際青年商会との交流事業